日時 | 平成26年5月30日金曜日 14:00〜 |
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場所 | 京都民医連中央病院 西館1階(第一、第二会議室) |
14時00分 | 開会の辞 病院長 吉中 丈志 |
14時10分 | 講演「新しい心肺蘇生法の開発に向けて」 京都大学医学部付属病院 初期診療・救急科 講師 西山 慶先生 |
事例検討 「CO中毒」 中京救急隊・柳瀬看護師・鶴岡医師 事例検討 「洗濯用液体洗剤飲用」 丸本看護師・小川医師 |
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まとめ・閉会の辞 副院長 四方 典裕 |
中京救急隊5名と医師、看護師、事務を含む36名の参加で大盛況に開催されました。
西山先生の講演では、最近の心肺蘇生の研究について、rSO2(脳局所酸素飽和度)を測定する事など勉強になりました。「社会復帰率を向上させるために、質の高いCPRは不可欠だが、rSO2が一定確保されないといけない。そのために近い時期に治験を行って行く。」等話されました。またアドレナリン使用後のデータ等を提示され、非常に新鮮な内容で参加者は真剣に聞いていました。
講演後は、当院で経験した事例を二つ提示して意見交換を行いました。
CO中毒の事例では早期の酸素投与とCO—Hb濃度の測定が必要であり、そのためには現場での状況評価は重要であることが示されました。
洗剤を服用した自殺企図の事例では、早期に人工呼吸器管理とし活性炭での吸着療法が奏効したこと、また、自殺念慮の強い患者管理は看護師の力が非常に重要であることが報告されました。