「便が漏れる」「便が残っているように思う」「便秘が続く」「下痢が続く」などの排便にまつわる悩みは、これらの症状を「年齢によるものだから仕方がない」「相談する場所が分からない」などの理由であきらめておられる方が多いと思います。また命にかかわらないからと後回しにされがちで、恥ずかしさなどから日常生活に支障を感じながらも「我慢」しているのが現状ではないでしょうか。
最近の調査では(例えば)便失禁では500万人程度の方がお持ちで、受診されると約7割の方がお薬などの保存的治療で症状の改善がみられることがわかってきています。 また、便秘、下痢と思っていたら大腸ガンだったという方はあとを絶ちません。そういった悩みにも対応いたします。
キーワード 便失禁, 便秘, 下痢, 直腸脱, 骨盤臓器脱, 尿失禁, 大腸ガン
便漏れ・ガス漏れ・便通の異常は、肛門の機能低下や骨盤底筋のゆるみ、食生活・排便のスタイルなど、さまざまな要素がからんでいます。排便機能外来では、排便にまつわる困りごとの背景を探り、診断・治療を進めていきます。
肛門からセンサーを入れてエコーを撮影します。肛門周囲の筋肉の様子や膿だまりがないかなどが確認できます。
排便するようにいきみながらMRIを撮影します。膀胱や直腸の動きを確認できます。
バリウムで作った便(擬似便)を肛門から直腸内に注入します。レントゲン撮影をしながら擬似便を出します。排便のスタイルや排泄時の肛門や直腸の動きが確認できます。
肛門内に直径5mmの細い管(圧力センサー)を入れて、肛門に力を入れない時(最大静止圧)や力いっぱい閉めた時(最大随意圧)の肛門の閉まる強さ(圧力)を測定します。
直腸内にバルーンを入れて、少しずつ膨らませながら、最初に便意を感じた時(最小感覚閥値)と、便意を我慢できなくなった時のバルーンの大きさ(最大耐容量)を測定します。
直腸内にバルーンを入れて、膨らませた時の肛門の反応を調べます。機能が正常な場合は、腸内でバルーンが膨らんだときに、肛門は反射的に弛緩します。
肛門内にバルーンを入れて膨らませ、どのくらいの量を力んで排出できるかを調べます。
仙骨神経刺激療法に使用される装置
当院では、仙骨刺激療法などの最新の治療法も可能です。
(おしりの健康.jp:http://www.oshiri-kenko.jp/)
1・3・5週 月曜日の午後、予約制となっております。
症状により上記日程以外の緊急対応も可能な場合もあります。まずはご一報ください。
担当 岡本亮(大腸・肛門・肝を中心とした消化器外科一般 日本大腸肛門病学会専門医:Ⅱb) | |
担当
|
診察時間 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
---|---|---|---|---|---|
9:30~12:00 |
◯ |
|
|
||
14:00~16:00 |
◯ |
|
|
診察室: 第6診察室で行います。 まず、中央病院受付にお越しください。
電話:075-861-2220 ファクス:075-882-5781
当院の受付・大腸肛門病センター・太子道診療所外科にお問い合わせください。