去る7月12日(土)午後1時30分より近畿高等看護専門学校5階ホールに於いて「第23回京都民医連中央病院 解剖慰霊式」を開催しました。
今回の慰霊の対象となったのは、2012年3月から2014年2月末までの2年間に京都民医連の各病院で亡くなられ、当院病理診断科にて病理解剖が実施された24名の方々でした。
当日は川崎市や京都北部など遠方から参加のご遺族もあり、11遺族21名の方に参加いただきました。また職員は、第二中央病院や京都協立病院からの参加もあり、33名の参加でした。
慰霊式は、開会挨拶・黙祷のあと主催者代表として吉中院長、研修医代表、遺族代表にそれぞれご挨拶いただきました。その後、代表、ご遺族、職員の順で献花を行い、藤田病理診断科科長の閉会挨拶にて終了しました。
慰霊式は1979年3月に第1回が開催されてから、今回で23回を迎えます。第15回まではお寺をお借りして仏式にて行っておりましたが、「宗教上の理由で参加できません」というご遺族の方がおられ、検討した結果、第16回より「特定の宗教に拠らない方法」ということで、参列者全員での献花方式に変更し今年で8回目となりました。
終了後は、次回開催への改善に継げる為、ご遺族、職員に各々アンケートを実施しています。参加頂いたご遺族からは概ね良い評価をいただいております。また職員のアンケートでは、いくつか課題も出され、次回開催へ向けさらに何らかの工夫ができればと思います。
最後に、不幸にもお亡くなりになられ、病理解剖させていただいた方々のご冥福をお祈りいたします。また大切なご家族を亡くされたその時に、「病理解剖の承諾」という重大な決断をしていただいたご遺族に対し敬意とともに深謝いたします。ありがとうございました。
病理技術課課長 林 孝俊