呼吸ケアサポートチームについて
近年、人工呼吸器が一般病棟でも使用されるようになり、他職種によるチーム医療が重視されるようになっています。そのような背景の中、当院でも医療の質の向上を目的に、2010年4月より呼吸ケアサポートチームが活動を開始しました。
目的

- 人工呼吸器管理の安全性を高める
- 人工呼吸器からの早期離脱を進める
- 人工呼吸器関連肺炎の予防をサポートする
構成メンバー

呼吸器内科医師、看護師、臨床工学技師、理学療法士、診療事務
活動内容
- 週1回のラウンド(毎週火曜日)
- 月1回の会議、学習会
対象患者
- 人工呼吸器装着中の患者
- 非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)使用中の患者
- 気管カニューレを挿入されRSTにコンサルテーションをされた患者
具体的な活動内容
- 人工呼吸器の設定や変更、抜管やウイニング、鎮静鎮痛のプロトコールなどの作成
- 退院指導に関わるパンフレットや看護師のチェックリストなどの整備
- 気管カニューレの選択
- リハビリテーション(排痰援助や呼吸補助、退院に向けた指導調整)
- 臨床工学技士による人工呼吸器の適正使用や安全に関する活動(学習会など)
月1回の会議
- 病院全体の適正な酸素使用に関する啓蒙活動
- 離脱困難の事例検討
- 人工呼吸器装着中のケア方法の検討
- 口腔ケアの検討
- 呼吸器離脱プロトコル
- 呼吸器に関するミニ学習会