褥瘡(じょくそう)対策チームは、チーム医療のさきがけとして2005年より活動を開始しました。
褥瘡予防と治療のために総合的な褥瘡対策が行えるようにチームとして取り組んでいます。褥瘡発生の要因分析を行い、2014年からは使用しているオムツを見直し、統一しました。結果、排泄パターンや量に合わせたオムツの選択を意識的に行うことができ、浸軟による失禁関連皮膚障害の減少が認められました。2019年からは、高齢者ケアの視点を大切にし、スタッフが拘縮・褥瘡発生予防として患者に合わせた安楽なポジショニングが実施できるように、学習会に加え実践・指導を行いながら取り組んでいます。
医師(整形外科医・皮膚科医)、皮膚・排泄ケア認定看護師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、医事課
褥瘡についての基礎知識から予防の実践・スキンケア、創傷治癒過程・被覆材の選択を学び、グループワークで症例検討を行っています。
高齢者の入院が多い中、脆弱な皮膚に対してスキンケアを中心にケアを行い、皮膚トラブルや褥瘡の早期発見、早期治癒を目指しています。褥瘡を作らないためにも、反応性充血からの報告を啓蒙し、予防ラウンドの実践や栄養サポートチームとの連携で、治癒率向上に繋げています。