公益社団法人 京都保険会 京都民医連中央病院

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脳神経内科

概要・治療方針

日本神経学会専門医准教育施設

 

当脳神経内科では、脳・脊髄・末梢神経・筋といった神経系臓器の障害により起こる病気を診ています。また総合内科、脳神経外科、整形外科、精神科、リハビリテーション科と連携し、診断・治療を行っています。

脳卒中診療では脳神経外科医と連携し、内頚動脈狭窄症があれば、早期にステント術や内膜剥離術などの治療が可能な施設と連携し、すみやかに治療をすすめていきます。認知症治療では精神科と連携しながら、診断、治療を行い、認知症ケアチームと連携をすすめていきます。多発性硬化症、視神経脊髄炎についての専門外来があり、外来診療および入院診療を行っています。末梢神経疾患、筋疾患のついては神経伝導検査や筋電図を行い、外科とも協力して筋生検や神経生検を行い診断・治療をすすめていきます。

当院は日本神経学会の準教育施設であり、4年間の臨床研修を経ていただき、専門医試験を受験することが可能です。現在1名の神経内科専攻医が在籍しています。

 

急性期リハビリを重視

当院には44名の理学療法士、22名の作業療法士、8名の言語聴覚士がおり、神経疾患のリハビリテーションを担当しています。また、回復期リハビリテーション病棟(51床)があり、当院内の患者様だけでなく、京都市内のほかの急性期病院からの回復期リハビリを目的とする入院を受け入れています。

外来診療は京都民医連太子道診療所で

脳神経内科の外来診療は主に京都民医連太子道診療所で行っています。診療している患者様は神経内科疾患全般にわたっています。近年の初診患者の内訳は、脳血管障害23%、一次性頭痛19%、各種認知症11%、めまい症5%、脊椎疾患5%、パーキンソニズム4%、本態性振戦4%、てんかん3%などでした。
現在、京都民医連太子道診療所の脳神経内科外来は月(夜)、火(午前)、水(午前・午後)、木(午前)、金(午前)の体制で行っています。当所の外来では上記の医師に加えて、京都大学神経内科と京都府立医大神経内科の各応援医師にも担当をお願いしています。

2020年の入院併診内容(外来除く)

脳梗塞、TIA 39.6%
脳腫瘍 2.1%
パーキンソン病、関連疾患 17.1%
認知症(AD,DLB,FTD) 6.7%
意識障害、失神 7.1%
痙攣、てんかん発作 8.3%
MS・NMO 1.3%
その他 3.3%
  240例

専門外来

第4週の金曜日午前にボトックス外来を行っています。京都民医連中央病院では、月~金に多発性硬化症を中心とする神経難病外来を開設しています。

 専門外来診療体制 お問い合わせ:075-861-2220(代)

※初診の方はお電話にて必ず予約をお願いします。

※ご希望される担当医師の曜日にお電話いただけますとスムーズにご案内できます。

 

医師紹介

氏名 四方 裕子 役職 脳神経内科科長・リハビリテーション科(回復期)科長
学歴 平成8年・高知大学卒 専門 神経内科 / リハビリテーション科
学会
資格
所属学会 資格
日本内科学会 総合内科専門医
日本神経学会 専門医・指導医
日本リハビリテーション医学会 専門医
日本認知症学会  
日本脳卒中学会  
日本臨床神経生理学会  
  回復期リハ病棟専従医師研修終了
  義肢装具等適合判定医師研修終了
氏名 小林 拓人 役職  
学歴 平成29年・京都府立医科大学卒 専門 脳神経内科
学会
資格
所属学会 資格
日本内科学会  
日本神経学会  
氏名 田中 正美 役職  
学歴 昭和50年・新潟大学卒 専門  
学会
資格
所属学会 資格
日本神経学会 専門医、指導医
日本内科学会 認定医
日本神経免疫学会  
日本神経感染症学会 功労会員
日本医師会 認定産業医
日本神経治療学会  
American Academy of Neurology fellow, FAAN
氏名 中村 慎一 役職  
学歴 昭和53年・京都大学卒 専門  
学会
資格
所属学会 資格
日本神経学会 専門医・指導医
日本内科学会 認定医
日本老年医学会 専門医
日本脳卒中学会  
日本認知症学会  
日本頭痛学会 専門医
日本神経病理学会 評議員
氏名 齋田 孝彦 役職 神経内科顧問
学歴 昭和41年・京都大学卒 専門 神経内科/多発性硬化症/視神経脊髄炎
学会
資格

所属学会 資格
日本神経学会 専門医
日本神経免疫学会 名誉顧問

 

田中正美先生が日本神経免疫学会 CENI Best Article Awadを受賞いたしました

重篤なウイルス性脳炎(PML)の発症予防を目的に、過剰投与を避ける目的で、薬剤の直接的な薬理作用を利用して、リンパ球サブセットを測定し、これを指標として極めて緩徐に薬剤投与間隔を調整する方法を開発。
その指標に関する臨床研究の結果をまとめた論文が受賞しました。

 



 

 

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