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各種OSCEの取り組み

救急OSCE

救急OSCEを年4回開催

この取り組みは、第一に研修医の救急初期対応能力と救急の場面に必要な手技についてシュミレーションを行い到達度を評価する、第二に今後の救急診療に役立つようなフィードバックを行うことを目的に実施しています。

方法は、初期研修医を対象に、評価者は指導医、上級医が担当し、救急初期対応能力をオスキー形式で施行しています。症状別に3ブースを設け、「意識障害」「腹痛」「胸痛」などのシナリオを作成し行います。シナリオは毎回変わります。

チェックリストに基づいて、「動き出す」「考える」「決断する」のステージ、救急場面での必須事項を強調し、その場でフィードバックとミニレクチャーを実施しています。

手技ブースでは、中心静脈確保(内頸・鎖骨下)、気道管理(BVM換気、気管挿管)などをシュミレーション・トレーナーを使用して実地し指導します。

救急オスキーのよい点としては、教科書的知識と臨床に役立つ知識の乖離に気づく、1人で対応するときに自信となった、救急車を受け入れるときの行動が速くなったなど出されています。今後もさらに内容の改善を図りながら実施していきます。