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京都民医連中央病院報

病院報 2019年夏号 Vol.64

消化器内科の紹介

消化器内科では通常の診療として従来通り以下のような処置を行なっています。

最新の機器を導入し、安全性を重視して、検査治療にあたっております。胃・大腸の早期がんの診断、治療は、京都府下でもトップレベルで行なっており、一定の評価を得ています。

 

2013年からピロリ菌感染胃炎の保険診療が認められ、その後、胃がんにかかる患者さんが減ってきました。また、それ以前から、早期胃がんの内視鏡手術(ESD)が全国的に普及し、安定して行えるようになり、早期発見・治療が可能になりました。いままで胃がんは日本人の死亡数の第1位でしたが、現在は男性では2位、男女計では3位へ下がってきています。(図1)しかし、消化器疾患については、男女計の第2~5位までを占めており、私達消化器診療に携わる者の果たす役割はまだまだ残されていると感じています。特に大腸ガンについては女性の第1位となっており、若い世代の方でもよく見つかるようになってきています。進行大腸がんで突然見つかる前に、「もっと早く大腸カメラ検査を受けていただいていれば助かったのではないか?」と考えさせられる患者さまがたくさんおられます。

当院の内視鏡室は、現在とても狭く、老朽化していますが、リニューアル移転後には内視鏡センターとして、現在の4倍の広さになり、待合室・前処置室・検査ブースとも広く綺麗になります。大腸内視鏡を受けていただく患者さまのスペースがとても快適になります。現在の計画では、先ほどの『予約なしでの胃カメラ検査』だけでなく、『予約なしの大腸カメラ検査』も始める予定です。ゆくゆくは、『予約なしでの胃カメラ検査&大腸カメラ検査』を考えています。今後は、胃カメラ検査以上に敷居の高い大腸カメラ検査を、もっと気軽に思った時に受けていただけるようにしていきたいと考えています。

 

消化器外科の紹介

消化器外科は年間80例の大腸癌切除、30例の胃癌切除を行い、その80%に低侵襲手術(腹腔鏡下手術)を行っています。肝胆膵系の悪性腫瘍は肝癌切除年間20例、胆膵悪性腫瘍切除は10例行っています。肝癌手術の40%は低侵襲手術(腹腔鏡下手術)です。更なる低侵襲化を加速するためCTとのfusion機能を有した超音波診断装置、ICGカメラ機能を備えた腹腔鏡システム(図2)、ソフト凝固機能を有した超音波組織粉砕吸引装置(図3)、直径2.9mm細径胆道鏡の導入を行います。多岐にわたる消化器病疾患に対して組織を挙げた資本注入と人材展開を行い地域住民の皆さまの医療需要に応える責任ある体制を構築していきます。

 

消化器センター紹介外来 [平日毎日]

 
午前 ×
午後 × × × ×

内科系・外科系問わず、地域の開業医・病院の先生方からのご紹介を毎日受けさせていただきます。手術が必要な患者さまはもちろん、消化器系の検査の依頼や治療に難渋されている患者さまのご相談など、お気軽にご紹介ください。内科・外科が連携してスムーズに診断・治療をさせていただきます。(緊急性の高い患者さまにつきましては、従来通り救急外来で随時対応しております。)

紹介状持参の方はお電話にて予約をお願いします。
お問い合わせは地域医療連携課まで tel: 075-822-2830 fax:075-822-2587
月・火・水・金/8:30~20:30 木/8:30~16:30 土/8:30~12:30

 

予約なしでの内視鏡検査

通常どこの病院でも、内視鏡検査を受けていただくためには、①外来に赴いて診察を受けて検査の予約をとり、②検査を受けて、③結果を聞きに再度受診する、という3日間が必要なことがほとんどです。症状がある頃に受診しても、検査をして結果が出るまでにはだいぶん時間がかかってしまいます。仕事をされている方は、休みの日が取りにくいなどあり、調子が悪かったり、心配があっても、なかなか受診できなかったりします。ただでさえ苦痛の多い内視鏡検査ですが、なかなかこのような時間を取ることができなければ、さらに検査を受ける敷居が高くなってしまいます。そこで、当院は『予約なしの胃カメラ検査』を始めました。

平日の月曜日から金曜日、午前8時30分~10時までにお越しいただけると、予約なしで胃カメラ検査を受けられます。当日の朝は絶食が必要です(但し水、お茶はOKです)。また前日の午後9時以降お食事をしていると検査は受けることができませんのでご注意ください。薬を服用されている方は、服用内容が分かるものをご持参ください。

保険診療での検査の対象となる方は、痛み・吐き気などの症状がある方、ヘリコバクターピロリ菌除菌後の方などです。医師の診察を受けていただいた後、内視鏡検査を行います。検査後に再度医師の診察を受けていただき、結果を説明させていただきます。必要があれば投薬や、以降の検査や受診などを調整させていただきます。

また、当院では、京都市民を対象に「胃がん検診」を実施できる医療機関の認定を受け、2018年11月から1年を通して受け付けています。こちらの胃がん検診についても、予約なしでの受診に対応しています。京都市胃がん検診の対象者は50歳以上で、当年に偶数年齢になる人となります。なお、前年に受診していない人は奇数年齢でも受診いただけます。検診は1年を通して受付けています。胃がん検診をご希望の方は受付にてお申し出下さい。費用は3,000円で、70歳以上の方は無料、免除制度もあります。

検査の苦痛が心配な方や、以前の検査でとても辛い思いをされた方につきましては、ご希望に応じて、鎮静剤を使用しての検査にも対応いたします。鎮静剤は多少なりとも身体に負担がかかり、来院の際の交通手段の制限も必要ですので、事前に受付に電話でお問い合わせください。

〈内視鏡〉予約なしカメラ・予約なし胃がん検診

 
午前
午後 × × × × ×

上記記載のように受けられる方と受けられない方などありますので一度当院受付にてご相談いただくことをお勧めしています。
お問い合わせは受付まで tel: 075-822-2777

 

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