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京都民医連中央病院報

病院報 2014年新春号 Vol.42

微生物(細菌)検査室開設

検査技術課課長
藤﨑 智

より迅速で正確な検査結果を

皆さんは「細菌検査室ができてどうなるの?」と思われるでしょう。

私たちの体の中にはたくさんの細菌(常在菌:悪さをしない菌)がいます。しかし、発熱や腫れなどの症状が現れる際には、常在菌とは異なる菌が私たちの体に感染している可能性があります。

細菌検査室では患者さまから採取した血液や尿・喀痰などから、発熱や腫れなどの原因となる菌がいるかを調べます。さらに原因となる菌を見つけた後は、その菌に効く薬を見つける検査をします。

今は細菌検査を外部の検査所に委託しています。そのため原因となる菌やその菌に効く薬を見つけるのに、早くても5日はかかっています。病院内に細菌検査室を開設することにより、早ければ3日で菌や薬を見つけることができるようになり、これにより医師は症状の原因がわかり、適切な薬の処方がより早くなります。これが病院内に細菌検査室を開設する目的です。

参考画像

私ども検査技術課職員は、細菌検査室を開設するにあたり、患者さまの症状が1日でも早く快復できるように、日々研鑽に努めて参ります。

 

 

 

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