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京都民医連中央病院報

病院報 2009年夏号 Vol.24

職員のひとり言井上 桂子

看護師 井上 桂子

私は皮膚・排泄ケア認定看護師で、床ずれ予防に関する仕事をしています。患者様と関わるなかで、昔の思い出話をよくお聞きします。そこで、私の記憶の中で、一番古い出来事は何なのか?最近、ふと思い、考えてみました。思い出すのは3歳、母の実家、青森へ向かう夜行列車に乗っている風景。給水場にある紙コップに水を入れるのがとても楽しかったのでしょうか、その場面がはじめに鮮明に思い出されました。こうやって昔の記憶を思い出そうとすると、また、次から次にそのあとの出来事も思い出しました。青森のりんご畑での収穫や空いっぱいの星、初めての逆上がり。その時の感動までも蘇ってきます。本当に幸せな人生を歩んできているんだなと実感します。

行動と感情が伴って感動すると記憶に残るのでしょうか?とても不思議です。ただ、年を重ねるごとに、感動することが少なくなってきているようにも思います。それは初めてのことが少なくなってきているためでしょうか?

どちらにせよ、今こうやって昔の記憶を思い出すととても幸せな気分になれるので、これからのためにも、初めてのことに挑戦し、たくさんの記憶を貯めておけるよう、どんなことにも感動しつづけられるようがんばっていきたいと思っています。

 

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