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太子道診療所医事課 小林 将浩
私は今年で事務職7年目になります。ちょうど私が1年目の時に入学した医学生がこの春、医師となり医師研修をスタートさせています。
中央病院で研修をはじめた8名のうち、1年生の時に外来医事課で受付とカルテ出しのアルバイトをしていた医学生(京都民医連奨学生)がいました。
当時は忙しい現場で、なかなかカルテが見つからず困ったり、急な時間外の患者様の対応に追われたりと大変な経験をしていましたが、私たち医事課のスタッフとも仲良くなり「医師になったら、中央病院に戻ってきてね」とみんなから期待されていました。彼はアルバイトを半年ほどでやめてしまいましたがその後、私が県連事務局の医学生担当へ出向となり再び彼と会うことになります。
そこで、彼を含む奨学生たちは在宅患者様のお宅を訪問して聞き取りをおこなって、医療や介護や社会の問題を取り上げたり、平和の問題では広島県大久野島の戦跡を訪ねたりと「民医連の医師になるうえで、何を学んでいくか」を一緒に悩み考えて成長してきました。
そしてこの春、みんなの期待どおり医師として迎えることができました。民医連医師としてのさらなる成長を期待するところです。