当院の認定看護師の活動について(第1回目 皮膚・排泄ケア認定看護師)

みなさん、はじめまして。京都民医連中央病院の坂田と申します。

当院では12名の専門・認定看護師が活動しています。これからブログを通じて、当院で活躍する専門看護師や認定看護師の活動を報告することとしました。学会参加の報告や日頃の活動内容など月替わりでアップしますので、フォローしていただけると嬉しいです。まずは皮膚・排泄ケア認定看護師の私から始めることになりました。

 

失禁外来と多職種協働

2015年1月24日、京都橘大学看護教育研修センターの皮膚・排泄ケア認定看護師フォローアップセミナーに参加しました。テーマは「WOCNがおこなう排泄ケア外来」でした。多職種協働で失禁ケアを行われている急性期病院、理学療法士による失禁外来・専門看護師が行う便失禁外来などの報告を聞く事が出来ました。私は月2回、失禁外来を行っております。「失禁」という言葉に抵抗を持たれる方もいらっしゃるため「女性コンチネンス外来」としています。現在京都では皮膚・排泄ケア認定看護師による失禁外来を行っているのは当院だけとなっています。セミナーに参加して失禁で困っておられる方に外来の存在を広く知っていただき、さらにかかりやすくすること、これまでできなかった多職種で失禁ケアを実践していきたと考えています。例えば理学療法士からの骨盤底筋体操の指導管理栄養士による栄養指導などです。これまで一人で行っていましたが、多職種で関わることでよいケアが提供できるのではないかと思い、夢が広がりました。またより多くの方の受診の機会を増やすためにも、皮膚・排泄ケア認定看護師同志の交流の必要性も感じました。皮膚・排泄ケア認定看護師としてたくさんの示唆を得ることができました。