月別アーカイブ: 2016年10月

準夜勤の日の過ごし方

当院は日勤(8時半~16時半まで)、準夜勤(16時半~翌0時半)、深夜勤(0時半~8時半)の3交代制で病棟を守っています。今回は私の(産婦人科病棟)準夜勤の日の過ごし方を紹介します

前日は日勤であることが多いので、日勤のあと友人と飲みにいったり、好きな映画を見て、いわゆる会社員の金曜日の夜のように、羽を伸ばしてゆったり過ごしてます。そして、朝が弱い私は朝もだらだらとし続け、起きたらお天道様は頭の真上・・・ということもざらにあります。録りためているドラマをみながら遅めの朝食兼昼食を摂り、15時頃から「そろそろ準備するか…」と重い腰を上げます。同僚と誘いあって、ランチに行ったり勉強をする日もあります。どんなにだらけた日も、頭を束ねナース服を着ると、適度の緊張とともに「よし今日もがんばろう!」と背筋が正されます。(お会いした患者さまに「おはようございます!」と言いかけてしまうこともしばしばですが…。

準夜勤は3人で病棟を守ります。お産を中心にみる人、産後のお母さんと赤ちゃんを中心にみる人、乳がんや子宮がんなどあらゆる疾患で入院されている患者さまを中心にみる人、という風に役割分担します。手術がある日やお産がある日は忙しいので、お互いに声をかけあって、患者さまの状況と誰がどこでなにをしているのかを情報共有します。例えば、お産がある日は分娩室からほとんど出れない場合もあり、その間は残された2人が病棟を守ります。2人は必要時に医師を呼んだり、新生児の措置を行えるように、お産の進行状況を把握しながら他患者さまの対応をします。

0時半に深夜勤のスタッフと勤務交代します。準夜勤を終える頃には眠気と空腹感に襲われます。いけないこととわかりつつもコンビニで肉まんを買って帰り、寝る前に食べてしまいます。そしてお風呂に入って2~3時に就寝します。

夜勤のある生活を少しイメージできたでしょうか。自分らしく働くためにはお休みの時間の過ごし方もとても大切に思います。看護師さんは自分の時間を上手に使う人が多い気がします。是非いろんな看護師さんから聞いてみてください♪

新人看護師多重課題演習

新人看護師の皆さんが入職して約半年が経ちました。この時期現場では日常的に多重業務に追われ、不安を抱えている新人看護師さんは少なくありません。そこで、今年度も京都民医連初期研修の一環として、9月27日、29日の2日間に渡り「多重課題への対応演習」を行いました。この研修は2010年度から京都民医連全体で行っており、ベッドサイドで起こる様々なイベントに対応する演習を行います。毎年、SP(模擬患者)研究会の方々には患者役として協力を戴いています。患者役にも年々磨きがかかっており、研修生からは「実際に病棟にいるようなリアリティがある」と好評です。
研修生は、緊張の面持ちの中、様々なイベントに対し慌てる場面もありましたが、丁寧な対応が出来ていました。実践後、各部署の評価者(教育委員)と共に実践を振り返り課題を明確にしました。演習の最後にはSPさんと交流を行い「私の聞きたいことを先に尋ねてくれ、手もさすってくれ安心した。」「学生とは違う頼もしさを感じた」などの言葉が聞かれました。日々、それぞれの部署で頑張っている新人看護師の皆さんですが、改めて自分の半年間の成長を実感し、有意義な時間となったのではないでしょうか。

2016年10月13日
看護部初期研修委員会