この間の、褥瘡予防に関する病院での取り組みを報告します。
一昨年より看護師対象で、褥瘡の評価(DESIGN-R)や褥瘡予防ケアについて、具体的に提案・実践ができるスタッフ育成を目的に、床ずれマイスター制度を発足しました。
参加者は、各病棟スタッフのほかに、訪問看護ステーションで働く看護師の参加もありました。
マイスター制度を取るには、
①DESIGN-R学習会の参加で知識を得る。
②その知識をもとに、院内の褥瘡回診に4回参加、または20症例を経験する(DESIGN-Rをつける)
③事例検討会
④自部署での事例報告会(褥瘡評価から具体的な褥瘡・褥瘡予防ケア)
これらのステップを踏むことで、床ずれマイスターが院内認定されます。
在宅際の参加者が来られることで、自宅での生活・社会背景に応じたケアの提案など一緒に考える機会となり、私自身とても貴重な経験を積むことができています。
「DESIGN-R」と聞くと、なんだかわからず難しい、点数つけられないと思いがちですが、褥瘡回診につくことで、みなさん最後は自分である程度の評価ができるようになっています。
今年度は、マイスターを修了した方を対象に、アドバンスコースを企画しています。さらに、知識・技術ともパワーアップした内容を企画しています。また、報告します。