猛暑の夏ですね。そろそろうんざりです・・・。夏休みは子どもたちをつれ、海に行ってきました。ちょうどペルセウス座流星群がよく出現する時期と重なったのですが、夜中は起きられず・・・。結局砂浜では見れず、自宅へ帰った翌日、流れ星を見ることができました。
さて、猛暑をはねのけ、病院には7月~8月にかけて、看護学生さんが続々とナーシングセミナーにきてくれています。ある学生さんは病院へ。ある学生さんは訪問看護ステーションへ・・・。地元京都はもちろん、長野、石川の学生さんも来られました。ナーシングセミナーは実習でもないので、緊張することもなく、いつものありのままの病院や患者様の雰囲気などを知ってもらうことができるので人気です。
以下、感想を書いてもらいました。
【感染ラウンド、褥瘡回診に同行】
◆感染ラウンドでは、複数の医師と認定看護師と栄養士とで、電カルを用いることで、一度で情報を交換し、治療方針を決めたりしているのが効率的で、印象に残りました。褥瘡回診では、今まで実習先で褥瘡がある患者さんを見たことがなかったのと、実際にDESIGN-Rで評価しているのも見たことがなかったので、良い機会でした。在宅療養の患者さんの生活背景や習慣を大事にして、入院中から関わっていけるようになりたいです
【病棟体験】
◆障害者病棟で、特浴や採血、食事介助等を見学した。流動食を個々にあわせて作る体験を実際にさせていただいた。指導してくださった看護師の説明が丁寧で分かりやすかった。採血の時、止血をしっかりするなど、注意点も教えて下さり、とても勉強になった
◆産科病棟で沐浴と出産振り返り面談を見学しました。褥婦の課程や出産経験により、母親の抱える悩みがいろいろあり、その悩みに助産師の方が丁寧にアドバイスなどをされていたのが印象的でした
【オペ見学】
◆ガーゼの手術で使用する器具のチェックを適宜されており、事故のないようにされていることが改めて分かった。特に、ガーゼなどは医師ともWチェックをし、数え間違いのないように配慮されており、印象的だった。また、手術される患者1人に対して、多くの方が関わっている点を初めて知った。看護師がそれぞれの役割を持って動かれており、医師の動きを予測されながら行動している点が印象的だった。チームで患者さんを看られるような看護師、様々な人と連携をとれる看護師になりたいです
◆人体の中身というものを目にするのも初めてですが、手術を行うにあたって、その準備に看護師の方々が、先生の動きや作業効率、患者さんの管理など、的確に適切に行っておられる場面がとても印象に残っています。
◆麻酔医、看護師の方と話しができた。とても丁寧に説明してくださったり、私たちに気軽に話しかけて下さったので、緊張が和らぎ、じっくりと見学することができ、とても勉強になりました。勉強しないと!と思いました。
◆整形のオペ実際に始めて手術をしているところを見学し、驚くことばかりでした。大工さんみたいにかなづちのような器具で骨をたたいたり、穴を開けたり・・・。想像とは違っていました。そして、チームワークがとても大切だと改めて思いました。 患者さんのことを第一に考えられる看護師になりたいです。患者さんの不安を少しでも取れるような看護がしたいです。
【訪問看護】
◆ALSをわずらっておられる患者さんの奥さんにいろいろお話を聴かせていただきました。難病のご主人をこれから支えていかなければならない不安を抱えていながら、明るく前向きに生きておられる姿が印象的でした。看護師さんも少しの間でも、他愛のない話から患者さんやご家族の声に耳を傾け、支えようとする姿勢が伝わり、改めて訪問看護が大切な役割を果たしていると感じました。地域に根ざした看護、訪問看護師を目指しています。
◆在宅は、患者さんが生まれ育った場所であることが多く、一人ひとりの生活にできる限り合わせた方針を立てる必要があるため、患者本人や家族、他職種とのつながりが欠かせないものだと改めて感じた。
◆看護師が一人で判断しなければならないことが多かった。介護保険制度が実体験を通して、よく理解できた。病院とは違い、医療器具などが少ないので他の物で代用していた。他の事業所との連携のため、連絡ノートが用意されていた。介護保険との兼ね合いにより、一人の患者の方に対する時間が決まっている。一人の患者の方に対する看護計画が、病棟のものに比べ、内容が濃いこと・・・などが印象に残りました。知識・技術ともに優れた看護師になりたいです。
みなさんの感想からは、”百聞は一見に如かず”を感じます。たくさんの学びをもって帰られています。最近は7~8月にかけて実習やテストがあり、「夏休み」が味わえない学生さんもおられますが、これから夏休み!の学生さん、もう少し夏休みがあるよ、という学生さんは今からでもぜひ病院見学やナーシングセミナーにお越し下さい。お待ちしています
→→病院見学・ナーシングセミナーの申し込みは京都保健会(075-813-5901)の佐藤・松浦まで