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内科専門研修プログラム

 

1 理念・使命・特性

(1)理念

地域に開かれたフィールドの中で、内科の代表的疾患を幅広く経験し、チーム医療を通じて、患者と地域のニーズに応えられるような、内科医の基礎をつくることを目標とする。

 

(2)使命

日本専門医機構は、内科専門医の活躍の場として、①地域医療における内科領域の総合診療医(かかりつけ医)、②内科系初期救急医療の専門医、③病院での総合内科専門医、④総合内科的視点をもったsubspecialistをあげているが、本コースで養成する専門医は、病院での総合内科専門医、および、総合内科的視点をもったsubspecialistである。(地域医療における内科領域の総合診療医(かかりつけ医)は総合診療専門医コース、内科系初期救急医療の専門医は、救急専門医コースが望ましいが、各人の希望による)

いずれにおいても、患者を総合的視点からとらえられるように、内科各科の症例を過不足なく経験したうえで、各科専門医・多職種との連携を重視し、病院としての機能を円滑にすることを意識した研修を行う。

 

(3)特性

京都民医連は、初期臨床研修の基幹型病院である中央病院と、第二中央病院・京都協立病院といった拠点病院、数多くの診療所群、施設群より成り立ち、そのいずれもが内科専門医研修のフィールドとなりうる。京都民医連中央病院は本プログラムの基幹病院であり、京都西北部における急性期教育病院の中心として、地域住民のニーズに合わせた質の高い地域医療を実践できることを目標とする。

症例が少ない分野(とくに、内分泌・代謝分野、血液分野)については、京都大学病院、京都府立医大病院、京都医療センター、京都市立病院と連携をとり、短期間の派遣研修・定期的な症例カンファレンスを通じて、専攻医のさらなる学習をふかめる機会とする。

 

(4)専門研修後の成果

本プログラム修了者は、内科専門医を取得し、主に、病院での総合内科専門医(Generalist)、および、総合内科的視点をもった内科各科専門医(Subspecialist)として、活躍が期待される。

 

2 募集専攻医数

下記により、京都民医連内科専門研修プログラムで募集可能な内科専攻医数は1学年8名とする。

1)京都民医連内科後期研修医は現在3学年併せて7名で、1学年2-4名の実績がある。

2)京都民医連中央病院(基幹型)の剖検体数は、2015年度11体、2014年度10体である。

表 京都民医連中央病院(基幹型) 診療科別診療実績

2015年度

入院患者実数(人/年)

外来延患者数(延人数/年)

総合診療科

7,019

12,048

消化器内科

1,709

132

循環器内科

502

118

代謝・内分泌

136

67

腎臓内科

534

24,798

血液内科 

43

 

アレルギー・膠原病

118

 

呼吸器内科

665

23

神経内科

432

221

救急科

1,979

4,925

中央病院は、救急外来・透析外来・化学療法外来など専門外来のみ。

内科一般外来は、門前診療所である太子道診療所で主に研修することとなる。

 

3) 13領域のうち京都民医連中央病院に在籍する専門医は下記の通りである。(2016年4月現在) 

総合内科

消化器

循環器

内分泌

代謝

腎臓

呼吸器

14名

3名

7名

-

-

3名

2名

血液

神経

アレルギー

膠原病

感染症

救急

 

-

1名

-

-

-

2名

4)  1学年8名であれば、専攻医2年修了時に「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた45疾患群、120症例以上の診療経験と29病歴要約の作成は達成可能である。また、専攻医3年修了時には「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた少なくとも56疾患群、160症例以上の診療経験は達成可能と考えられる。
5)  剖検数(10体以上/年)、指導医数(中央病院在籍15名)からしても、8名は妥当と考える。
6)  近畿の連携病院(例;土庫病院、和歌山生協病院)から、基幹型での受け入れを2-3名想定している。

 

3 専門知識・専門技能とは

(1)専門知識

専門知識の範囲(分野)は「総合内科」「消化器」「循環器」「内分泌」「代謝」「腎臓」「呼吸器」「血液」「神経」「アレルギー」「膠原病および類縁疾患」「感染症」ならびに「救急」で構成される。

「内科研修カリキュラム項目表」に記載されている、これらの分野における「解剖と機能」「病態生理」「身体診察」「専門的検査」「治療」「疾患」などを目標(到達レベル)とする。

 

(2)専門技能

内科領域の「技能」は、幅広い疾患を網羅した知識と経験とに裏付けをされた、医療面接、身体診察、検査結果の解釈、ならびに科学的根拠に基づいた幅の広い診断・治療方針決定を指す。さらに全人的に患者・家族と関わってゆくことや他のサブスペシャリティ専門医へのコンサルテーション能力とが加わる。

 

4 専門知識・専門技能の習得計画

(1)到達目標

主担当医として「研修手帳(疾患群項目表)」に定める全70疾患群を経験し、200症例以上経験することを目標とする。

内科領域研修を幅広く行うため、内科領域内のどの疾患を受け持つかについては多様性がある。そこで、専門研修(専攻医)年限ごとに内科専門医に求められる知識・技能・態度の修練プロセスは以下のように設定する。

○専門研修(専攻医)1年:
○専門研修(専攻医)2年:
○専門研修(専攻医)3年:

専門研修修了には、全ての病歴要約29症例の受理と、少なくとも70疾患群中の56疾患群以上で160症例以上の経験を必要とする。専攻医登録評価システム(J-OSLER)における研修ログへの登録と指導医の評価と承認とによって目標を達成する。

京都民医連内科専門研修では、「研修カリキュラム項目表」の知識、技術・技能習得は必要不可欠なものであり、習得するまでの最短期間は3年間(基幹施設2年+連携・特別連携施設1年)とするが、習得が不十分な場合、習得できるまで研修期間を1年単位で延長する。一方でカリキュラムの知識、技術・技能を習得したと認められた専攻医には積極的にサブスペシャリティ領域専門医取得に向けた知識・技術・技能研修を開始させる。

 

(2)臨床現場での学習

内科領域の専門知識は、広範な分野を横断的に研修し、各種の疾患経験とその省察とによって獲得される。内科領域を70疾患群(経験すべき病態等を含む)に分類し、それぞれに提示されているいずれかの疾患を順次経験する。この過程によって専門医に必要な知識、技術・技能を習得する。代表的なものについては病歴要約や症例報告として記載する。また、自らが経験することのできなかった症例については、カンファレンスや自己学習によって知識を補足する。これらを通じて、遭遇することが稀な疾患であっても類縁疾患の経験と自己学習によって適切な診療を行えるようにする。

  1. 内科専攻医は、担当指導医もしくはサブスペシャリティの上級医の指導の下、主担当医として入院症例と外来症例の診療を通じて、内科専門医を目指して常に研鑽する。主担当医として入院から退院〈初診・入院~退院・通院〉まで可能な範囲で経時的に、診断・治療の流れを通じて、一人一人の患者さんの全身状態、社会的背景・療養環境調整をも包括する全人的医療を実践する。
    内科専攻医は、常に10名前後の担当患者をもつこととなる。
  2. 定期的(毎週1回)に開催する内科合同カンファレンスを通じて、担当症例の病態や診断過程の理解を深め、多面的な見方や最新の情報を得る。また、プレゼンターとして情報検索及びコミュニケーション能力を高める。
  3. 総合内科外来(主に初診)を少なくとも週1回、1年以上担当医として経験を積む。
  4. ER(救急外来)において、週1単位と週1回程度の当直業務を通じて、内科領域の救急診療の経験を積む。
  5. 当直医・日直医(病棟番)として病棟急変の経験を積む。
  6. 実習医学生・初期研修医・後輩専攻医の教育を行う。
  7. 希望に応じて、在宅患者の診療または関連診療所での外来を担当する。
  8. 希望に応じて、サブスペシャリティ診療科検査を担当する。
  9. 看護師・コメディカルの教育や医療チームリーダーとしての研鑽を積む。

 

(3)臨床現場を離れた学習

1)内科領域の救急対応、2)最新のエビデンスや病態理解・治療法の理解、3)標準的な医療安全や感染対策に関する事項、4)医療倫理、医療安全、感染対策、臨床研究や利益相反に関する事項、5)専攻医の指導・評価方法に関する事項、などについて、以下の方法で研鑽する。

 

  1. 医療倫理・医療安全・感染対策に関する講習会
    (京都民医連中央病院2016年度実績 医療倫理;委員会6回,大会1回、医療安全;委員会12回,講習10回,大会1回、感染対策;委員会12回,講習会2回)
    医療事故防止;委員会12回)
    内科専攻医は各分野年2回以上の講習または大会を受講する。
  2. CPC(京都民医連中央病院2016年度実績12回)
  3. 研修施設群合同カンファレンス(年1回以上開催予定)
    2016年度実績3回(近畿地協研修医症例検討会1回、WERCKs ;西京都救急カンファ2回)
  4. 地域参加型のカンファレンス
    (京都民医連中央病院オープンCPC 2016年度実績1回(予定)、中京/右京救急隊とのカンファレンス実績2回、中京西部医師会主催症例検討会2016年度実績2回)

  5)JMECC受講(京都民医連中央病院2015年度実績1回:受講者(医師)5名)

  6)内科系学術集会(日本内科学会近畿地方会2016年度実績;発表3題予定)

  7)指導医ワークショップ(年1回開催予定)

 

(4)自己学習

「研修カリキュラム項目表」では, 知識に関する到達レベルをA(病態の理解と合わせて十分に深く知っている)とB(概念を理解し、意味を説明できる)に分類、技術・技能に関する到達レベルをA(複数回の経験を経て、安全に実施できる、または判定できる)、 B(経験は少数例だが、指導者の立ち会いのもとで安全に実施できる、または判定できる)、C(経験はないが、自己学習で内容と判断根拠を理解できる)に分類、さらに、症例に関する到達レベルをA(主担当医として自ら経験した)、B(間接的に経験している(実症例をチームとして経験した、または症例検討会を通して経験した)、C(レクチャー、セミナー、学会が公認するセルフスタディやコンピューターシミュレーションで学習した) と分類している。

自身の経験がなくても自己学習すべき項目については, 以下の方法で学習する。

  1. 内科系学会が行っているセミナーのDVDやオンデマンド配信
  2. 日本内科学会雑誌にあるMCQ
  3. 日本内科学会が実施しているセルフトレーニング問題

 

(5)研修実績及び評価を記録し、蓄積するシステム

 専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いて、以下をWebベースで日時を含めて記録する。

 

5 プログラム全体と各施設におけるカンファレンス

京都民医連内科専門研修施設群でのカンファレンスの概要は、施設ごとに実績を記載する。

プログラム全体と、各施設のカンファレンスについては、基幹施設である京都民医連中央病院でおこなわれる京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会が把握・管理し、定期的にEmailなどで専攻医に周知し、出席を促す。

 

6 リサーチマインドの養成計画

内科専攻医に求められる姿勢とは単に症例を経験することにとどまらず、これらを自ら深めてゆく姿勢である。 この能力は自己研鑽を生涯にわたってゆく際に不可欠となる。

京都民医連内科専門研修施設群は基幹施設、連携施設、特別連携施設のいずれにおいても、

  1. 患者から学ぶという姿勢を基本とする。
  2. 科学的な根拠に基づいた診断、治療を行う (EBM;evidence based medicine)。
  3. 最新の知識、技能を常にアップデートする(生涯学習)。
  4. 診断や治療のevidenceの構築・病態の理解につながる研究を行う。
  5. 症例報告を通じて深い洞察力を磨く。

といった基本的なリサーチマインドおよび学問的姿勢を涵養する。

リサーチマインドを養うために、年に1回、京都民医連中央病院内にて、医療統計セミナー(4-6回シリーズ)を行い、専攻医に積極的に参加を促す。(医療統計セミナーは、京都民医連中央病院臨床研究部の主催で、指導医が統計の読み方についての基礎をレクチャーし、統計ソフトなどを用いて実践してもらうワークショップ形式である。2016年度も6回実績がある)

希望があれば、医療統計などについて、京都大学大学院医学健康科学講座にて一定期間(週1単位1年間)研修をうけることができるように準備している。

 

7 学術活動に関する研修計画

京都民医連内科専門研修施設群は基幹病院、連携病院、特別連携病院のいずれにおいても、

  1. 内科系の学術集会や企画に年2 回以上参加する (必須)。
    ※日本内科学会本部または支部主催の生涯教育講演会、年次講演会、CPCおよび内科系subspecialty学会の学術講演会・講習会を推奨する。
  2. 経験症例についての文献検索を行い、症例報告を行う。
    ※日本内科学会近畿地方会に年1回(病院全体で年3回)以上演題発表を行うことを義務づける。
    ※論文発表についても、筆頭者として1件以上行うことを推奨する。
    ※査読者が存在する院内医報(毎年1回発行)については、積極的に投稿をうながす。
  3. 臨床的疑問を抽出して臨床研究を行う。
  4. 内科学に通じる基礎研究を行う。

を通じて、科学的根拠に基づいた思考を全人的に活かせるようにする。

 

8 コア・コンピテンシーの研修計画

基幹施設、連携施設、特別連携施設のいずれにおいても指導医、サブスペシャリティ上級医とともに下記1)~10)について積極的に研鑽する機会を与える。プログラム全体と各施設のカンファレンスについては、基幹施設である京都民医連中央病院臨床研修部が把握し、定期的にE-mai1などで専攻医に周知し、出席を促す。

内科専門医として高い倫理観と社会性を獲得する。

  1. 患者とのコミュニケーション能力
  2. 患者中心の医療の実践
  3. 患者から学ぶ姿勢
  4. 白己省察の姿勢
  5. 医の倫理への配慮
  6. 医療安全への配慮
  7. 公益に資する医師としての責務に対する自律性(プロフェッショナリズム)
  8. 地域医療保健活動への参画
  9. 多職種を含めた医療関係者とのコミュニケーション能力
  10. 後輩医師への指導

教える事が学ぶ事につながる経験を通し、先輩からだけではなく後輩、医療関係者からも常に学ぶ姿勢を身につける。

 

9 地域医療における施設群の役割

内科領域では、多岐にわたる疾患群を経験するための研修は必須である。京都民医連内科専門研修施設群研修施設は京都市医療圏、京都府北部医療圏、および奈良県、和歌山県の医療機関から構成されている。

基幹型である京都民医連中央病院は、京都市西北部医療圏の急性期病院であるとともに、地域医療支援病院をめざし、病診連携、病病連携の中核的な役割を果たしている。一方で、地域に根差した第一線の医療機関でもあり、コモンディジーズの経験はもちろん、超高齢社会を反映し複数の病態を持った患者さんの診療経験もでき、高次病院や地域病院との病病連携や診療所との病診連携も経験できる。

連携施設には、内科専攻医の多様な希望・将来性に対応し、地域医療や全人的医療を組み合わせて、急性期医療、慢性期医療及び患者の生活に根差した地域医療を経験できることを目的に、高次機能・専門病院である京都大学病院、京都府立医大病院、京都医療センター、京都市立病院、天理よろづ相談所病院、地域基幹病院・地域密着型病院である京都民医連第二中央病院、京都協立病院、吉祥院病院、土庫病院、和歌山生協病院が含まれている。

高次機能・専門病院では,高度な急性期医療,より専門的な内科診療,希少疾患を中心とした診療経験を研修し,臨床研究や基礎的研究などの学術活動の素養を身につける。地域基幹病院・地域密着型病院では京都民医連中央病院とは異なる環境で、地域の第一線における中核的な医療機関の果たす役割を中心とした診療経験をつうじて、地域に根差した医療、地域包括ケア、在宅医療などを中心としたフィールドで研修する。

特別連携施設である太子道診療所、吉田病院、おかたに病院、朱雀診療所、春日診療所、上京診療所仁和診療所での研修は、診療所での外来や訪問診療が経験できるメリットがあり、京都民医連プログラム管理委員会と研修委員会とが管理と指導を行う。

 

10 地域医療に関する研修計画

京都民医連内科専門研修施設群での研修は、症例をある時点のみ経験するということだけではなく、主担当医として、入院から退院<初診・入院~退院・通院・訪問診療>まで可能な範囲で経時的に、診断・治療の流れを通じて、一人一人の患者の全身状態、社会的背景・療養環境調整をも包括する全人的医療を実践し、個々の患者に最適な医療を提供する計画を立て実行する能力の修得を目標としている。

京都民医連内科専門研修施設群での研修においては、主担当医として診療・経験する患者を通じて、高次病院や地域病院との病病連携や診療所(在宅訪問診療施設などを含む)との病診連携も経験できる。

また、特別連携施設では、診療所での外来や訪問診療を通じて、高齢者医療・慢性疾患管理・終末期医療を経験し、必要に応じて専門医へのコンサルトを行いながら、質の高い地域医療を展開できるようにする。(なお、特別連携施設にて指導医が存在しない場合は、京都民医連内科専門医プログラム管理委員会が研修内容を把握し、おもに基幹型である京都民医連中央病院にて指導の責任をもつ)

 

11 内科専攻医研修(モデル)

【Generalistコース】

年次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年次 中央(各科) 中央(各科) 連携① 連携①

JMECCの受講 当直研修、内科外来研修

20疾患群以上の経験、登録
病歴要約10編以上の登録

2年次 中央(各科) 中央(各科) 連携② 連携②

70疾患群以上を経験し、登録
病歴要約は29編を登録

3年次 中央病院(総合内科・救急・集中治療・緩和ケアなど)

70疾患群を経験し、登録
登録した病歴要約の改定

2編の学会発表または論文発表
CPC、医療倫理、医療安全、感染対策の講習会の受講

 

Gereralistをめざす専攻医 ローテーション(例)

協立

協立

協立

協立

協立

協立

総合

総合

総合

総合

総合

総合

緩和

緩和

緩和

集中

集中

集中

アミかけは、連携病院 / 腎;京都大学病院 血;京都市立病院 内分泌;京都医療センター

 

【Subspecialistコース】

年次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年次 中央(希望するsubspecial科) 中央(各科) 連携① 連携①

JMECCの受講 当直研修、内科外来研修

20疾患群以上の経験、登録
病歴要約10編以上の登録

2年次 中央(各科) 中央(各科) 連携② 連携②

当直研修、内科外来研修

70疾患群の経験、登録
病歴要約29編以上の登録

3年次 中央病院(希望するsubspecial科) 中央病院(希望するsubspecial科)

70疾患群を経験し登録
登録した病歴要約の改定

2編の学会発表または論文発表
CPC、医療倫理、医療安全、感染対策の講習会の受講

 

循環器科医をめざす専攻医(基本) ローテーション(例)

総合

総合

総合

第二

第二

第二

第二

第二

第二

アミかけは連携病院 / 内分泌;京都大学病院 神;京都大学病院 血;京都市立病院

 

特別に希望があれば、2年目からsubspecial分野にすすむことが可能とする。

1年次までに、初期研修とあわせて、すすむsubspecial分野以外の必要な症例数を満たさない場合は適さない。

 

循環器科医をめざす専攻医(スペシャル・ストレート) ローテーション(例)

連携病院(subspecial科)のローテーションを2年次に行うか3年次に行うかは希望による

総合

総合

 

【連携病院(土庫病院・和歌山生協病院)コース】

年次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年次 連携③ 連携③ 連携③ 連携③
(特別連携施設)

JMECCの受講 当直研修、内科外来研修

20疾患群以上の経験、登録
病歴要約10編以上の登録

2年次 中央病院(各科) 中央病院(各科) 連携② 連携②

70疾患群以上を経験し、登録
病歴要約は29編を登録

3年次 中央病院(各科または総合内科部門、到達目標に達していれば希望するsubspecial科、)

70疾患群を経験し、登録
登録した病歴要約の改定

2編の学会発表または論文発表
CPC、医療倫理、医療安全、感染対策の講習会の受講

神経内科医をめざす土庫病院の専攻医 ローテーション(例)

土庫

土庫

土庫

土庫

土庫

土庫

土庫

土庫

土庫

土庫

土庫

土庫

総合

総合

アミかけは、連携病院 / 血;京都市立病院 内分泌;京都医療センター

 

基幹施設である京都民医連中央病院の内科各科(総合内科、消化器、循環器、代謝/内分泌、腎臓、血液、神経、呼吸器)を原則として2-3ヶ月毎ローテートする。

「感染症」「膠原病および類縁疾患」「アレルギー」については、総合内科で経験する。

「救急」は、週1回のER/当直研修で主に経験する。

 

連携施設での研修期間は、3つに分かれる。

連携施設①: 府下で地域医療をになう

京都民医連第二中央病院、京都協立病院、吉祥院病院

連携施設②: 基幹型のみでは不足する分野の経験を中心とする

京都大学病院、京都府立医大病院、京都医療センター、京都市立病院、天理よろづ相談所病院

連携施設③; 府外で地域医療をになう

土庫病院、和歌山生協病院 (特別連携;吉田病院・おかたに病院)

 

特別連携(太子道診療所・上京診療所・朱雀診療所・春日診療所・仁和診療所)は、中央病院ローテート中に、診療所外来や訪問診療を週1回程度行う。

 

研修ローテート科、施設の選択は、原則3カ月前までに、専攻医の希望・将来像、研修目標達成度などを基にプログラム統括責任者が専攻医と直接面談をし、各方面と調整し決定する。最終的には、京都民医連中央病院内科専門研修プログラム管理委員会で確認を行う。

 

12 専攻医の評価時期と方法

(1) 京都民医連中央病院臨床研修部の役割

京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会の事務局を行う。

 

・日本専門医機構内科領域研修委員会によるサイトビジット(施設実地調査)に対応する。

 

専攻医と担当指導医の役割

 

評価の責任者

年度ごとに担当指導医が評価を行い、基幹施設あるいは連携施設の内科専門研修委員会で検討する。その結果を年度ごとに京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会で検討し、統括責任者が承認する。

 

(2)修了判定基準

1)担当指導医は、専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いて研修内容を評価し、以下i)~vi)の修了を確認する。

2)京都民医連内科専門医研修プログラム管理委員会は、当該専攻医が上記修了要件を充足していることを確認し、研修期間修了約1か月前に京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会で合議のうえ統括責任者が修了判定を行う。

 

(3)プログラム運用マニュアル・フォーマット等の整備

「専攻医研修実績記録フォーマット」、「指導医による指導とフィードバックの記録」および「指導者研修計画(FD)の実施記録」は、日本内科学会専攻医登録評価システム(仮称)を用いる。

 

13 専門研修管理委員会の運営計画

1) 京都民医連内科専門研修プログラムの管理運営体制の基準

※ 内科専門研修プログラム管理委員会にて、基幹施設、連携施設に設置されている研修委員会との連携を図る。

内科専門研修プログラム管理委員会は、統括責任者かつプログラム管理者(総合内科専門医かつ指導医)、事務局代表者、内科サブスペシャリティ分野の研修指導責任者および連携施設担当委員で構成される。また、オブザーバーとして専攻医を委員会会議の一部に参加させる。京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会の事務局を、京都民医連中央病院臨床研修部におく。

 

2)京都民医連内科専門研修施設群は、基幹施設、連携施設ともに内科専門研修委員会を設置する。委員長1名(指導医)は、基幹施設との連携のもと、活動するとともに、専攻医に関する情報を定期的に共有するために、 毎年2回開催する京都民医連内科専門研修委員会の委員として出席する。

基幹施設、連携施設ともに、毎年4月30日までに、京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会に以下の報告を行う。

 

14 プログラムとしての指導者研修(FD)の計画

指導法の標準化のため日本内科学会作製の冊子「指導の手引き」 (仮称) を活用する。

厚生労働省や日本内科学会の指導医講習会の受講を推奨する。

指導者研修(FD)の実施記録として、専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いる。

 

15 専攻医の就業環境の整備機能(労務管理)

労働基準法や医療法を順守することを原則とする。

専攻医は、その研修を行う研修施設の就業環境に基づき就業する。

 

基幹施設である京都民医連中央病院の整備状況

 

専門研修施設群の各研修施設の状況については、資料;京都民医連内科専門研修施設群 を参照。

また、総括的評価を行う際、専攻医および指導医は専攻医指導施設に対する評価も行い、その内容は  京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会に報告されるが、そこには労働時間、当直回数、給与など、労働条件についての内容が含まれ、適切に改善を図る。

 

16 内科専門研修プログラムの改善方法

(1) 専攻医による指導医および研修プログラムに対する評価

専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いて無記名式逆評価を行う。逆評価は年に1回以上行う。また、年に複数の研修施設に在籍して研修を行う場合には、研修施設ごとに逆評価を行う。その集計結果は担当指導医、施設の研修委員会、およびプログラム管理委員会が閲覧する。また集計結果に基づき、京都民医連内科専門研修プログラムや指導医、あるいは研修施設の研修環境の改善に役立てる。

 

専攻医等からの評価(フィードバック)をシステム改善につなげるプロセス

各研修施設の内科研修委員会、京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会、および日本専門医機構内科領域研修委員会は専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いて、専攻医の逆評価、専攻医の研修状況を把握する。把握した事項については、京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会が以下に分類して対応を検討する。

  1. 即時改善を要する事項
  2. 年度内に改善を要する事項
  3. 数年をかけて改善を要する事項
  4. 内科領域全体で改善を要する事項
  5. 特に改善を要しない事項

 

なお、研修施設群内で何らかの問題が発生し、施設群内で解決が困難である場合は、専攻医や指導医から日本専門医機構内科領域研修委員会を相談先とする。

 

担当指導医、施設の内科研修委員会、京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会、および日本専門医機構内科領域研修委員会は専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いて専攻医の研修状況を定期的にモニタし、京都民医連内科専門研修プログラムが円滑に進められているか否かを判断して京都民医連内科専門研修プログラムを評価する。

担当指導医、各施設の内科研修委員会、京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会、および日本専門医機構内科領域研修委員会は専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いて担当指導医が専攻医の研修にどの程度関与しているかをモニタし、自律的な改善に役立てる。状況によって、日本専門医機構内科領域研修委員会の支援、指導を受け入れ、改善に役立てる。

 

(2) 研修に対する監査 (サイトビジット等)・調査への対応

京都民医連中央病院臨床研修部は、京都民医連内科専門研修プログラムに対する日本専門医機構内科領域研修委員会からのサイトビジットを受け入れ対応する。 その評価を基に、必要に応じて専門研修プログラムの改良を行う。

京都民医連内科専門研修プログラム更新の際には、サイトビジットによる評価の結果と改良の方策について日本専門医機構内科領域研修委員会に報告する。

 

17 専攻医の募集及び採用の方法

本プログラム管理委員会は、毎年7月からwebsiteでの公表や説明会などを行い、内科専攻医を募集する。

翌年度のプログラムへの応募者は、11月30日までに京都民医連中央病院臨床研修部のホームページの専攻医募集要項(内科専門研修プログラム:内科専攻医)に従って応募する。書類選考および面接を行い、翌年1月の京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会において協議の上で採否を決定し、本人に文書で通知する。

<問い合わせ先>京都民医連中央病院 臨床研修部 

担当:西田 時子 (京都民医連内科専門医プログラム担当事務)

京都民医連内科専門研修プログラムを開始した専攻医は、遅滞なく専攻医登録評価システム(J-OSLER)にて登録を行う。

 

18 内科専門研修の休止・中断、プログラム移動、プログラム外研修の条件

やむを得ない事情により他の内科専門研修プログラムへの移動が必要になった場合には、適切に専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いて京都民医連内科専門研修プログラムでの研修内容を遅滞なく登録し、 担当指導医が認証する。これに基づき、京都民医連内科専門研修プログラム管理委員会と移動後のプログラム管理委員会が、その継続的研修を相互に認証することにより、専攻医の継続的な研修を認める。他の内科専門研修プログラムから京都民医連内科専門研修プログラムへの移動の場合も同様である。

他の領域から京都民医連内科専門研修プログラムに移行する場合、他の専門研修を修了し新たに内科領域専門研修をはじめる場合、あるいは初期研修における内科研修において専門研修での経験に匹敵する経験をしている場合には、当該専攻医が症例経験の根拠となる記録を担当指導医に提示し、担当指導医が内科専門研修の経験としてふさわしいと認め、さらに京都民医連内科専門研修プログラム統括責任者が認めた場合に限り、専攻医登録評価システム(J-OSLER)への登録を認める。症例経験として適切か否かの最終判定は日本専門医機構内科領域研修委員会の決定による。

疾病あるいは妊娠・出産、産前後に伴う研修期間の休止については、プログラム修了要件を満たしていれば、 休職期間が6か月以内であれば、研修期間を延長する必要はないものとする。これを超える期間の休止の場合は、 研修期間の延長が必要である。短時間の非常勤勤務期間などがある場合、按分計算(1日8時間、週5日を基本単位とする)を行なうことによって、研修実績に加算する。

留学期間は、原則として研修期間として認めない。

 

 

 

資料

京都民医連 内科専門研修施設群(概要)

  病院名 病床数 内科系病床数 内科系診療科数 内科指導医数 総合内科専門医数 内科剖検数
基幹 京都民医連中央病院 411 241 8 14 13 10.3
連携 京都民医連第二中央病院 172 172 7 4 1 2
連携 京都協立病院 99 99 2 2 2 0
連携 吉祥院病院 44 44 6 1 2 0
連携 京都大学病院 1121 380 10 98 50 18.3
連携 京都府立医科大学病院 846 198 10 62 36 15
連携 天理よろづ相談所病院 815 305 7 32 28 29.0
連携 京都医療センター 600 285 12 30 20 8.3
連携 京都市立病院 548 226 12 23 10 14
連携 土庫病院 199 126 5 2 2 6
連携 和歌山生協病院 149 80 9 1 1 2
特別 太子道診療所 0 0 12 1 1 0
特別 上京診療所 0 0 1 1 1 0
特別 朱雀診療所 0 0 1 1 1 0
特別 春日診療所 0 0 1 0 0 0
特別 仁和診療所 0 0 1 0 0 0
特別 吉田病院 312 99 5 4 0 0
特別 おかたに病院 150 150 6 1 1 0

 

各研修施設の内科13領域の研修可能性

病院名 総合内科 消化器 循環器 内分泌 代謝 腎臓 呼吸器 血液 神経 アレルギー 膠原病 感染症 救急
京都民医連中央
第二中央
京都協立
吉祥院 × ×
土庫病院 × × × × ×
和歌山生協病院
京都大学医学部
京都府立医大
天理よろず
京都市立病院 × × ×
京都医療センタ × × × × × × × × × × × ×
太子道診療所 ×
上京診療所 × × × × × × × × × × × ×
朱雀診療所 × × × × × × × × × × × ×
春日診療所 × × × × × × × × × × × ×
仁和診療所 × × × × × × × × × × × ×
吉田病院 × × × × × × × × × × × ×
おかたに病院 × × × × × × × × × × × ×

各研修施設での内科13領域における診療経験の研修可能性を3段階(○、△、×)に評価
〈○:研修できる  △:時に研修できる  ×:ほとんど研修できない〉

 

疾患群症例病歴要約到達目標 [別表]

 

京都民医連中央病院 専攻医 週間スケジュール

例;総合内科ローテート

 
早朝 HCU cf   抄読会 HCU cf    
午前 回診 病棟業務 感染症cf 回診
(希望があれば訪問診療)
ER担当 隔週・病棟
昼(ランチョン) 新入院cf
救急cf
心電図道場 新入院cf
救急cf
新入院cf
救急cf
新入院cf
救急cf
 
午後 病棟業務 当直あけ 病棟業務
病棟多職種cf
病棟番
1,3総合内科cf
病棟業務
HCU多職種cf
 
夜間 当直   画像cf   夜診(特別連携施設の一般外来)  

※ HCU high care unit(現在;16床で運用) 

 

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