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病院報 2009年秋号 Vol.25

患者会の紹介

同じ病気をもつ患者様が集って、お互い励まし合い、協力し合って、学習し、情報交換を行い、相互の親睦を深めています。主な患者会をご紹介します。

透析者患グループ 中央病院さつき会

会長 坂元 俊哉

透析の公費負担を求め結成

中央病院さつき会は今から約40年ほど前に、腎臓病が悪化してどうしても透析療法を受けなければ死亡してしまう患者さんたちが、国に対して透析費用への補助を求める運動のため、結成された患者会です。

当時透析治療は健康保険の対象になっていましたが、それでも月額で40万円ほどの自己負担が必要で、当時の平均給与をはるかに超える金額でした。

透析患者は家や田畑を売り払い、それでも足りなくなった患者は自ら命を絶った方もいたほどで、「金の切れ目が命の切れ目」ということがいわれていました。そこで公費負担を求める運動が全国で巻き起こり、中でも京都はその中心の一つとして、医療機関や関係者の協力も得ながら、各病院で患者会が立ち上げられ、さつき会もその先鞭をつける形で先駆けて作られました。その後、府県組織、全国組織もつくられ国会での座り込みの運動なども行われる中で、ようやく更生医療の適用による公費負担が始まり、経済的には安心して透析を受けられる状況になったのです。

その後運動は患者の生活や環境を守るものへとかわり、患者会も切羽詰まったものから、患者同士の親睦なども行う団体へと変わってきました。

自己管理のための勉強・実習が大切

現在、さつき会は会員約100名。透析が月水金の朝・夜、火木土の朝・夜の4クールが基本ですから、各クールにお世話役の役員さんを置き、あと会長・副会長・事務局長・会計などの役員がお世話させてもらっています。毎年4月には定期総会を開き役員を改選し、春と秋の2回「レクレーション」として日帰りで出かけます。今年は近江八幡へ行く予定です。また1月にはホテルやレストランで「新年会」が開かれます。また透析室と相談して、先生方の講演を中心として他に看護師・臨床工学技士・検査技師・薬剤師さん方にもお話いただく、勉強会をかねた「懇談会」を年2回、栄養士さんにも協力していただいての「透析食調理実習」を年1回開いています。透析生活では自己管理が大切で、食事療法を行わなければならず、また日常生活でも注意すべきことがたくさんあるので、この様な勉強や実習が大切になるのです。

会員同士の情報交換も大切

そのような透析生活ですので、会員同士の情報交換も大切で、先輩から後輩へ「透析生活の秘訣」のようなものが、日頃の雑談から交わされています。また「透析食のレシピ」や「新しい薬剤・療法」といった情報も得ることができます。さらに、さつき会は「京都腎臓病患者協議会」に所属しており、さらにその上には「全国腎臓病協議会」があって、それらから国や京都府・市の透析に関する様々な情報がチラシや機関誌の形で下ろされてきます。これらから、私たちの現在の透析公費負担を守る運動もまた続けられています。

運悪く腎臓病や糖尿病で腎蔵を悪くされて、これから透析を受けるかも知れないと宣告された方も、気を落とさずどうかさつき会の扉をたたいてみて下さい。いろいろな制限もありますが、それまでの人生に決して引けを取らない「透析ライフ」が待っています。充実した人生を送るためにさつき会がそのご案内の一端を担わせていただきます。

中央病院さつき会

 

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